2021-10-29 小春日和と底冷えの日が 交差する今日この頃です。 立冬を越えたとはいえ神宮外苑は紅葉にはまだ早く、陽が差せば川沿いの散策で汗ばむ日も。 変わりやすいのは空模様だけではないようで、 『おろかの殿の仰せ言かな。おっとのこころと川の瀬は一夜にかはる譬あり…』*1 源氏と平家が争った時代は、男の心のほうが変わりやすかったんだ。「北の方(あきみちの妻)の心ぞ頼もしき」様子は、覚悟を決めたおんなの凄み。 *1:御伽草子『あきみち』(日本古典文学大系38、岩波書店)